2026年1月11日〜14日にメキシコ カンクンで開催された国際会議 42026 IEEE/SICE international symposium on system integration (SII2026) にて,M2の矢沢樹君,M1の正木君とLiang君が,下記の内容について口頭発表を行いました.
-
Itsuki Yazawa and Akira Furui, “VAE-based synthetic EMG generation with mix-consistency loss for recognizing unseen motion combinations”, Proceedings of the 2026 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII), Cancun, Mexico, Jan 11–14, 2026.
-
Jun Masaki, Ariaki Higashi, Naoko Shinagawa, Kazuhiko Hirata, Yuichi Kurita, and Akira Furui, “Movement-specific analysis for FIM score classification using spatio-temporal deep learning”, Proceedings of the 2026 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII), Cancun, Mexico, Jan 11–14, 2026.
-
Yifan Liang, Natsu Suyama, Yuki Ishizuka, Takio Kurita, Kazuko Tajiri, and Akira Furui, “Graph neural networks enhance CTRCD detection from 12-lead ECG by modeling inter-lead relationships: a preliminary study”, Proceedings of the 2026 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII), Cancun, Mexico, Jan 11–14, 2026.
SIIはIEEEと計測自動制御学会(SICE)が主催するSystem Integrationに関する国際会議です.システム統合に関連する制御技術,ロボティクス,ソフトウェア/ハードウェア設計に関するトピックのほか,メカトロニクス,人間工学,人間支援技術など,多岐にわたる研究発表が行われます.
矢沢君は,VAEを用いた筋電位(EMG)パターン合成手法について発表しました.提案手法では,変分オートエンコーダ(VAE)を用いて筋電位信号を低次元の潜在空間に埋め込み,組み合わせ動作が基本動作の間に位置するような構造化された潜在空間を学習するためのmix-consistency lossを導入しました.これにより,従来の入力空間での合成手法と比較して約30%の精度向上を達成しました.
正木君は,深層学習を用いた機能的自立度評価表(FIM)スコアの自動推定手法について発表しました.提案手法では,時空間グラフ畳み込みネットワーク(ST-GCN)と双方向LSTMにAttention機構を組み合わせることで,FIM評価項目とは異なる簡易的な運動から運動機能スコアを推定することが可能です.277名のリハビリテーション患者を対象とした実験により,提案手法の有効性を確認しました.
Liang君は,12誘導心電図(ECG)に基づくがん治療関連心機能障害(CTRCD)検出手法について発表しました.提案手法では,畳み込みニューラルネットワーク(CNN)とグラフニューラルネットワーク(GCN)を組み合わせ,心電図の誘導間の解剖学関係などの事前知識をグラフ構造としてモデル化することで,従来手法では見落とされていた誘導間の依存関係を捉えることが可能です.実験により,臨床的な事前知識に基づくグラフ構造が従来のCNNを上回る性能を示すことを確認しました.
矢沢君は2度目の国際会議でした.前回と異なり口頭発表ということで,準備も大変だったかと思いますが,堂々とした発表でした.
正木君とLiang君ははじめての国際会議 & 英語での口頭発表でしたが,緊張しながらも自分の研究内容をしっかりと伝えることができており,質疑応答も含めて立派な発表でした.
3人とも活発に質問やディスカッションに参加しており,非常に良い経験になったと思います.
お疲れ様でした!
今回の会場は,メキシコのリゾート地カンクンで,学会の合間に美しいビーチやマヤ遺跡なども楽しむことができました.

発表の様子(1/12・正木君)

発表の様子(1/14・矢沢君)

発表の様子(1/14・Liang君)

ホテル裏のビーチ

チチェン・イッツァ遺跡

学会会場前にて